「幼児教育って何が良いの?うちもやったほうが良いのかな?」
「幼児教育は何となく重要そうだけど具体的にどんなメリットがあるかよく分からない…」
あなたは今、このようにお考えではありませんか?
幼児教育を通して、子どもの可能性を広げられたら最高ですよね。
そこで、本記事では幼児教育について詳しく解説します。
さらに、以下の3点についてもご紹介します。
- おすすめの幼児教育方法
- 幼児教育の3つのメリット
- 幼児教育で気を付けるべき3つのポイント
この記事を読み終わる頃には、幼児教育についての理解を深めることができます。
5分で読める記事となっておりますのでぜひご一読ください。
- 幼児教育とは、幼児期(0~6歳)に行われる教育全てを指す。
- 幼児教育の3つのメリット|「知識や技能、思考力・判断力・表現力の基礎」「豊かな人間性」「健康・体力」の基礎が身につく
- 幼児教育の2つのデメリット|「子どもがプレッシャーを感じてしまう」「効果が分かりにくい」
幼児教育とは?近年注目が集まっている教育方法
幼児教育とは、幼児期(0~6歳)に行われる教育全てのことを指します。
幼児期は情緒・知性・社会性が発達し、人間性の基礎が形成される時期とされています。
そのため、幼児期に教育を行うことで、「より高い効果の学習が期待できる」と注目が集まっています。
- 文部科学省 第1章 子どもを取り巻く環境の変化を踏まえた今後の幼児教育の方向性
- 【人の一生における幼児期の重要性】
人の一生において,幼児期は,生涯にわたる人間形成の基礎が培われる極めて重要な時期である。幼児は,生活や遊びといった直接的・具体的な体験を通して,情緒的・知的な発達,あるいは社会性を涵養し,人間として,社会の一員として,より良く生きるための基礎を獲得していく。
【幼児期における教育の重要性】
また,幼児期は,知的・感情的な面でも,また人間関係の面でも,日々急速に成長する時期でもあるため,この時期に経験しておかなければならないことを十分に行わせることは,将来,人間として充実した生活を送る上で不可欠である。
したがって,我々大人は,幼児期における教育が,その後の人間としての生き方を大きく左右する重要なものであることを認識し,子どもの育ちについて常に関心を払うことが必要である。
(文部科学省 子どもを取り巻く環境の変化を踏まえた今後の幼児教育の在り方について(答申)より)
体系化された幼児教育にはいくつか種類があり、有名なのは「モンテッソーリ教育」や「シュタイナー教育」です。「モンテッソーリ教育」では自立心のある子どもを育てること、「シュタイナー教育」では自由な子どもを育てることを目的としています。
積極的な幼児教育の3つのメリット
幼児教育は,知識や技能に加え,思考力・判断力・表現力などの「確かな学力」や「豊かな人間性」,たくましく生きるための「健康・体力」から成る,「生きる力」の基礎を育成する役割を担っている。
(文部科学省 子どもを取り巻く環境の変化を踏まえた今後の幼児教育の在り方について(答申)より)
このことから積極的な幼児教育により、子どもは以下の3つの能力を身につけられます。
- 知識や技能、思考力・判断力・表現力の基礎
- 豊かな人間性の基礎
- 健康・体力の基礎
幼児教育においてこれらがどのように得られるのか、文部科学省の文書をもとに詳しく解説していきます。
知識や技能、思考力・判断力・表現力の基礎が身につく
幼児期は学校教育の初歩となるような「数」「言葉」などを勉強します。幼児教育は、知識や技能はもちろん思考力・判断力・表現力といった能力を身につける土台になります。
そして卒園後の小学校だけでなく、一生涯における学習全ての基礎が作られるのです。
豊かな人間性の基礎が身につく
幼児期は自我が芽生え、同時に「他者の存在」を知る時期です。この時期に他者と積極的にコミュニケーションを取ることは、豊かな人間性の基礎を築くことにつながります。
「順番待ち」「喧嘩・仲直り」を覚えるのもこの時期です。幼児教育でしっかりと学ぶことによって、人間性が育まれるのです。
健康・体力の基礎が身につく
幼児期は運動機能が発達する時期です。この時期に基礎運動(マット・鉄棒等)を重ねることによって、基礎運動能力が身につきます。
幼児教育では歩く・走るだけでなく、マット運動など体操運動も取り入れることで、健康・体力の基礎が築かれるでしょう。
幼児教育の2つのデメリット

- 強制的・過度な幼児教育は、子どもにプレッシャーを与えてしまう
- 学習の効果が見えにくい
強制的・過度な幼児教育は子どもにプレッシャーを与えてしまう
強制的・過度な幼児教育によって、子どもがプレッシャーを感じてしまうことがあるので気を付けましょう。
本人が興味を示していないものを強制してしまうと、恐怖心からトラウマになってしまう可能性があります。
子どもの意思を尊重する形で教育を行うことで、子どもは意欲的に楽しく学習し、プレッシャーを感じにくくなるでしょう。
学習の効果が見えにくい
幼児教育は「基礎」を身につける教育である分、学習の効果が見えにくいというデメリットがあります。
学校教育では成績など数値化できるものを伸ばすのに対し、幼児教育は集中力や社会性など数値化しにくいものを育てることを目的としています。
【年齢別】おすすめの幼児教育|0~6歳は人格形成に大事な時期!
それでは、幼児教育は具体的にどのような教育を行うのかを解説します。
東京都教育委員会による「就学前教育カリキュラム 改訂版」を参考に、1歳~6歳での教育を段階別でご紹介します。
年齢 | 1歳 | 2~3歳 | 4~6歳 |
特徴 | 記憶力が伸びる | 自我が芽生える | コミュニケーション能力・自我が発達する |
教育内容 | 絵本の読み聞かせ | 子どもが興味を示したおもちゃで遊ばせる | 集団生活をする・学びを楽しくする |
1歳
1歳になると言葉や体を使って感情表現をたくさん行うようになります。
記憶力がとても伸びる時期なので、絵本を読み聞かせたり物の名前を覚えさせたりするのも効果的です。
2~3歳
2歳になると徐々に自我が芽生えてくるので、駄々をこねたり泣いて自己主張したりする子も多いでしょう。間違っていることは優しく注意しましょう。
数や形を見分けられるようになるため、おもちゃはブロックや積み木など、頭を使うものがおすすめです、
子どもが興味を示し、かつ頭を使うおもちゃを与えることで脳の発達を促せます。
4~6歳
4歳になると幼稚園で集団生活をするようになります。集団生活では必然的に人と関わるので社会性が身につき、コミュニケーション能力が向上します。
この段階では、読み書きができるようになるだけでなく自分の気持ちに敏感になるので、勉強嫌いになるかならないか最初の分かれ道になり得ます。
数字や英語に触れさせるにしても「子どもが楽しく学ぶ」ことに重きを置くことが重要です。
幼児教育で気を付けるべき3つのポイント|子どもの気持ちを最優先しよう!
- 子どもの興味を大事にする
- 勉強中心にならないようにする
- 過保護にならないようにする
子どもの興味を大事にする
幼児教育では、子どもの興味を大事にし、第一に優先しましょう。
子どもは興味の無い教材を強制されると学ぶことに苦手意識を持ってしまいます。「子どもが楽しんで学ぶ」ことを重視して教材を選びましょう。
勉強中心にならないようにする
幼児教育を行ううえで勉強中心にならないようにしましょう。
数字や英語に触れさせることは良いですが、子どもの興味深さを無視して早いうちから知識を詰め込もうとするのはNGです。
数字や英語に触れさせたいという方は「子どもの興味」をベースにして楽しく学べる教材を選びましょう。
過保護にならないようにする
幼児教育では子どもの自主性を重んじ、過保護にならないようにしましょう。
過保護になっている例として、子どもがおもちゃや教材を用いる時に先回りして正しい使い方を教えてしまうことがあります。子どもに思うような結果が見えないと心配になってしまうかもしれませんが、成長速度には個人差があります。気長に見守りましょう。
幼児教育におすすめの習い事
プログラミング教室
プログラミング教室ではプログラミングを学び、慣れるとゲームなどのアプリケーション制作を行っています。(※ロボットを扱う場合もございます)
近年、小学校のプログラミング教育が必修化したため、就学前から機械に触れておくことで授業中のつまずきを防げるでしょう。
ロボット教室
ロボット教室では独自のロボットを作った後、パソコンやタブレットを用いてロボットを操作します。
ロボットや身の回りの機器に興味があるお子さまや工作が好きなお子さまにはおすすめです。
最初は簡単なロボットの制作から始まるので、プログラミングの知識がない幼児でも楽しむことができます。
ロボットを使用したプログラミング学習に興味がある方には、当メディアを運営しているKOOVパートナープログラミング教室をご紹介します。
KOOVパートナープログラミング教室は、「KOOV」という教材を使用してロボット制作・プログラミング学習を行う教室です。
「KOOV」はカラフルで触りたくなるブロックが特徴で、楽しみながらロボットを制作できます。
また、直感的に使えるプログラミング言語を用いるため、小さなお子さまでも簡単にロボットを動かせます。
プログラミングを使って新しい視点で世界を見れることで、幼児期のうちから「身の回りへの好奇心を持つ」「得意なこと・好きなことが増える」という体験ができるでしょう。
月謝は約1万円ですが、キットはレンタル可能ですので教材費は必要ありません。
(※一部レンタル有料・購入必須の教室がございます)
さらに、全国47都道府県で1000以上の教室数があるため、どなたでもお近くの教室が見つかります!
無料体験を行っていますので、ぜひ気軽にお申込みください!
(※有料の教室もございますので、体験申込時に各教室のページをご確認ください。)
まとめ
いかがだったでしょうか。
本記事では幼児教育について詳しく解説しました。
- 幼児教育とは0~6歳に行われる教育全てを指す。
- 幼児教育の3つのメリット
「知識や技能、思考力・判断力・表現力の基礎」「豊かな人間性」「健康・体力」の基礎が身につく - 幼児教育の2つのデメリット
「子どもがプレッシャーを感じてしまう」「学習の効果が見えにくい」 - 【年齢別】おすすめの幼児教育
1歳…絵本を読み聞かせたり、物の名前を覚えさせたりする
2~3歳…子どもが興味を示し、かつ頭を使うおもちゃを与える
4~6歳…子どもの興味をベースに数字や英語を覚えさせる - 幼児教育で気を付けるべき3つのポイント
「子どもが興味を示すものを選ぶ」「勉強中心にならないようにする」「過保護にならないようにする」 - 幼児教育におすすめの習い事
「プログラミング教室」「ロボット教室」