KOOV Challenge 2026 結果発表

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今年の夏もKOOV Challengeにご参加頂きありがとうございました。

「KOOV Challenge 2026」の受賞者を発表します。
受賞者のみなさま、おめでとうございます!

ロボット制作部門

今年のテーマは「未来の防災ロボット大集合! 」。

20260611&0930koovchallenge2026

私たちを災害から守ってくれる、たよれる防災ロボットの設計者になりきっていただき、さまざまなロボットをKOOVで制作していただきました!

ではさっそく、受賞作品を見ていきましょう。

未就学区分

金賞: いりますか?しーさー
プレイヤー: こうげん さん

コメント
金賞の『いりますか?しーさー』は、避難所の中で必要なものを運んでくれる運搬ロボットです。
まず目を引いたのは、上手に組み上げられたシーサーの姿でした。かっこいいツノを持ったシーサーはどこか愛らしさもあり、きっと避難所の癒しの存在となってくれるはずです。沖縄県で魔除けの意味を持つシーサーをモチーフにすることで、見た目の魅力だけでなく「災害から人々を守りたい」というあたたかいメッセージも込められており、とても心に温かく残るアイデアだと感じました。
もちろん、見た目の魅力だけでなく実用面への配慮も抜群です。水をこぼさずに置けるコップ置きや、より多くの荷物を積める2段の棚など、一度に確実にものを届けるための細やかな気配りが光っています。さらに、人や壁にぶつからないよう障害物を避けるプログラムがシンプルながらきちんと組まれているのも頼もしいポイントでした。


銀賞: 飛んで助けるロボット
プレイヤー: ひなこ さん

コメント
銀賞の『飛んで助けるロボット』は、火事の現場で水を出して消火しながら、人を救助してくれるロボットです。
世の中にある既存の乗り物やロボットの枠にとらわれず、自由な発想で組み上げられた姿がとても印象的でした。
特に胸が熱くなったのは、使う人の立場になってしっかりと気持ちに寄り添っているところです。ロボットに捕まるための持ち手が「高い位置」と「低い位置」のそれぞれに用意されており、小さな子どもから大人まで、あらゆる人が使えるよう配慮されています。
一見すると見慣れないユニークな外観ですが、その形一つひとつに「誰かを助けたい」という優しさが詰まった作品です。


銅賞: 守れ!サンダースペシャルカー!
プレイヤー: Natsu さん

コメント
銅賞の『守れ!サンダースペシャルカー!』は、外で雷が鳴ったときに、遊んでいる動物たちを避難させるためのロボットです。
たくさんの動物を一度に運べるよう車体が大きく作られているだけでなく、避難させる道中も動物たちが安心できるよう、頑丈な屋根をつけて守る仕組みがよく練られています。
また、発想の転換もあっぱれでした。雷を表現するために本来使いたかった黄色いLEDがパーツにない中、黄色いブロックの裏から白いLEDを照らすことで「黄色い光」を作り出したのは、機転の利いたあっと驚く作戦です。
今回初めて挑戦したというプッシュスイッチのプログラムも、スイッチを押して離したタイミングで正確に動き出すよう、バッチリ仕上げられていました。


株式会社ソニー・グローバルエデュケーション プロダクトマネージャー
倉橋 真也

U-G3区分

金賞: 水害もへっちゃら!すべってGo!
プレイヤー: めいちゃん さん

コメント
金賞の「水害もへっちゃら!すべってGo!」は、地域の水害レベルに応じて、様々なアクションを取ってくれる大きなシステムとしてのロボットです。
この作品は、単一のロボットにとどまらず、居住環境、設備、避難システムなど、一連の仕組みが備わった設備として考えてくださいました。
浸水の状況に応じて自動で部屋の高さが変わるアイデアや、室内の水を排出してくれる機能、さらにその後の人々の避難のことまで考えた仕組みのデザインは、「災害時、皆が、家がどうなってしまうか」を丁寧に考えた結果であり、災害対策において重要な「未来を想像して準備するちから」の表れと言えます。
自分だけでなく、周囲の皆も避難出来るようにと作られた仕組みから、様々な人や動物達のために、防災システムやロボットはどのように進化していくべきかを考えさせられます。


銀賞: つらい気持ちに気づいて、いやすフォビット
プレイヤー: ホッピー さん

コメント
銀賞の「つらい気持ちに気づいて、いやすフォビット」は、特定の災害にフォーカスせず、様々なケースでの被災者の方々に寄り添うロボットです。
災害後の人間の心理の面がどうなってしまうかという点に思いを巡らせ、「助かったけど心がつらい人のため」に、そっと寄り添い癒してくれる作品として仕上げていただきました。
シンプルな造形ながら、耳はうさぎで、尻尾はきつね、という「癒すこと」に特化するためのアイデアが表現されており、落ち着くための青い色のLEDと、優しいメロディも印象的です。
実際に計測するのが難しそうに感じる「人間の心理状態」も、光センサーを活用して擬似的に動作するように工夫されており、思いやりと表現力、そしてプログラミングの工夫に溢れた素晴らしい作品です。


銅賞: ふえボールたんさくん
プレイヤー: Dr.そじ さん

コメント
銅賞となった「ふえボールたんさくん」は、噴火による火砕流を想定したロボットです。
噴火後の環境で取り残された人々のために走り回るロボットで、見つけた被災者に「食料」そして「救助要請のための笛」を配ってくれるというコンセプトです。大きな災害に見舞われた時は、助けを呼び続けることによる体力の消耗が課題視されるケースがあります。
その点を解決するために笛が利用されることをよく調べて、アイデアとして作品に組み込んでいただきました。噴火や火災だけでなく、地震や水害時にも活躍するポテンシャルを秘めており、実際に起こってしまった災害の時、被災者に何が必要になるかがよく考えられている作品です。


株式会社ソニー・グローバルエデュケーション デザイナー
村山 竜次

U-G6区分

金賞: 大雨から助けてくれるロボット
プレイヤー: あおい さん

コメント
金賞「大雨から助けてくれるロボット」は、身近でありながら時に危険にもなる大雨というテーマに対し、知識を伝えるだけでなく、「困っている人をどう助けるか」まで考え抜かれた、あたたかさと技術力を兼ね備えた素晴らしい作品です。雨が降る仕組みを教え、避難場所を案内し、雨に濡れた人にはハンカチを渡すという一連の流れから、制作者の豊かな想像力と、相手を思いやる気持ちが強く伝わってきました。

特に印象的だったのは、雨に濡れた人へハンカチを渡す動きです。二つのサーボモーターを連携させ、ハンカチが落ちないように水平を保ちながら、相手にそっと差し出す。その一見さりげない動きの中に、高いプログラミングの工夫と確かな技術力があります。何より、相手にやさしく届けるための工夫が、ロボットの動きそのものに表現されている点に強く心を動かされました。

また、モーター、ギア、タイヤを組み合わせて紙芝居を回す仕組みも見事でした。紙芝居をなめらかに動かしながら内容を伝えるためには、部品の配置や力の伝わり方まで丁寧に考える必要があります。本作品は、その難しい構造をしっかりと形にしており、見る人が自然に物語へ引き込まれる工夫が施されています。
災害への備えという大切なテーマを、子どもにも分かりやすく、そして誰かを助けたいという気持ちとともに伝えてくれる本作品は、まさに金賞にふさわしいものです。制作者の優しさ、探究心、そしてそれを確かな技術として形にする力が、この作品ならではの大きな魅力となっています。


銀賞: 命を助けろ!迅速人命探索ロボット
プレイヤー: カルピス さん

コメント
銀賞「命を助けろ!迅速人命探索ロボット」は、大地震で建物が倒壊した状況を想定し、瓦礫の中から人を探し出し、助けを呼ぶまでの流れを、具体的なロボットの動きとして実現した作品です。災害時に必要となる「迅速な人命探索」という課題に正面から向き合い、現場でロボットが果たす役割を真剣に考えたことが伝わってきました。

特に評価したのは、カラーセンサーを用いて瓦礫と人を見分け、それぞれに応じた行動を行っている点です。周囲の状況を正しく読み取り、ただ進むのではなく、瓦礫であれば取り除き、人を見つけたら救助を求める。このように、センサーから得た情報を次の行動につなげるプログラムには、ロボットらしい賢さがあります。

また、複数のモーターを組み合わせて瓦礫をスムーズに撤去する動きや、発見時にブザーを鳴らし、マルチカラーマトリクスに「SOS」を表示する演出も印象的でした。救助が必要なことを周囲へ確実に伝えるところまで考えられており、実際の災害現場を想像しながら細部まで作り込まれていることが分かります。


銅賞: ろ過した水で発電するダム
プレイヤー: はやて さん

コメント
銅賞「ろ過した水で発電するダム」は、大雨や土砂くずれによって川が氾濫したときに、水をきれいにしながら発電も行うという、二つの課題に同時に取り組んだ作品です。社会の授業で学んだダムとタービンの仕組みを出発点に、自分なりのアイデアとして発展させている点を高く評価しました。

まず目を引いたのは、ダムとタービンの姿が一目で伝わる、高い造形力です。山や川の形、ダムの壁面、内部のタービンまでが丁寧に作り込まれており、作品を見ただけで「水の力を使って発電するダム」であることが分かります。学んだ知識を、見える形に落とし込む表現力が光っていました。

また、タービンを再現して発電の仕組みを表すだけでなく、川のよごれた水をろ過するという役割を組み合わせた点も素晴らしい工夫です。洪水への備えと、水を使える状態に戻すこと、さらに電気を生み出すことまでを一つのロボットで考えたところに、身近な社会課題を幅広く捉える視点が感じられます。

授業で得た気づきを、自分自身の発想とものづくりの力で、具体的な仕組みへと発展させた力作です。環境や防災について考えながら、よりよい暮らしをつくろうとする姿勢が、銅賞にふさわしい作品となっています。


株式会社ソニー・グローバルエデュケーション 未来教育事業部 統括部長
池長 慶彦

Open区分

金賞: 遠距離救難ロボット
プレイヤー: ガバガバレーシングの見習い さん

コメント
縦長な体が特徴的なロボットは、動いているシーンを見るとよく考え抜かれた形であることがわかります。この作品の一番の特徴である遠くへ物資を投げ込む動作は高さを活かして実現しています。しかしながら着地の衝撃や引き寄せる動作はとても静かで柔らかく感じることから、利用するときの状況や救助を待つ人のことを想像し、試行錯誤してたどり着いた形であると思います。「投げ込む」という動作が物資を送ることと救助することの2役こなせる点も素晴らしいです。この合理的な形に親しみやすさを加え、さらにはセンサーの活用に至るまで、想定外が起こりえる災害時でも柔軟に対応できる可能性を感じました。ガバガバレーシングの見習い さんの想像力が発揮された作品となっています!


銀賞: AquaShift Rescue Bot
プレイヤー: えむる さん

コメント
まず一番に目に入るのが安定感のある大きな車体。その造形をよく見ると多くの人がゆとりを持って乗せられていて、災害時に多くの人の助けになるよう設計されていることがわかります。注目するべきは陸上モードと水上モード、障害物検知という多機能を複数のセンサーを使い分けて実現しているプログラミング力。水上移動もこれまでにない新しい試みです。尾翼を使い、まるでイルカのように泳ぐ様が目に浮かびました。えむる さんの経験から生まれた秀作となっています。


銅賞: 洪水ストップ!氷結龍ロボット
プレイヤー: カイ さん

コメント
自然災害が発生し、被害が大きくなる前に食い止めるという発想から生まれたロボットです。多くのマルチカラーマトリクスを用い、さらには動きも付け加えた大作は、自然の大きな力に立ち向かう姿を表現しています。表現力・プログラミング力ともに素晴らしい技術を持っているからこそ「どう人のために活かすか」という一歩踏み込んだ想像力が加わると、さらに説得力のある作品となったと思います。技術力はすでに1級品です。今後はぜひ「だれのために、何のために創るのか」という視点を掛け合わせ、さらに素晴らしいクリエイターへと成長されることを期待しています!


株式会社ソニー・グローバルエデュケーション クリエイティブアートディレクター
宮代 宇穂

新人賞

新人賞: 水の上を走って助けに行く車
プレイヤー: ゆうゆう さん


新人賞: おかたづけろぼっと
プレイヤー: りゅうせい さん


特別賞

特別賞: 子ども用明るい色の防災バッグ
プレイヤー: かな さん


特別賞: 地震知らせロボット
プレイヤー: よー さん


特別賞: 心肺蘇生ロボット「しんぱくん」
プレイヤー: こっちゃん さん

 

入賞したみなさま、おめでとうございます!


ソニー・グローバルエデュケーションからのメッセージ

今、日本では地震や台風、大雨などの災害が各地で発生しています。災害は遠い場所の出来事ではなく、私たちのすぐ近くで起こるかもしれません。そんな中、「未来の防災ロボット大集合!〜私たちを自然災害から守る、頼れるロボットを考えよう〜」というテーマを選びました。少し難しいテーマだったかもしれませんね。

でも、みなさんの作品を見て、とても驚きました。地震や台風、洪水などの災害について調べ、「どんなことが起こるのか」「ロボットなら何ができるのか」をしっかり考えてくれていました。そして、そのアイデアをKOOVで形にしてくれました。光や音を使って工夫している作品も多く、本当にそのロボットが活躍する場面が想像できました。

また、多くの作品から「人を助けたい」「みんなを守りたい」という気持ちが伝わってきました。アイデアを考え、作って、うまく動かないところを直して、何度もチャレンジして完成させたのだと思います。その経験は、これから新しいモノを生み出していく大きな力になるはずです。

今年のKOOV Challengeを通して、防災について考えたり、災害に備えることの大切さを学んだりできたことをうれしく思います。そして、社会の困りごとに目を向け、「どうすれば解決できるだろう」と考え、自分のアイデアを形にする経験は、みなさんがこれから新しいモノをクリエイトしていくための大切な一歩になったと思います。

本当に素晴らしい作品をありがとうございました。

株式会社ソニー・グローバルエデュケーション
代表取締役社長 加藤 直樹

 

さいごに

今年のKOOV Challengeはいかがでしたか?みなさんが作品づくりやプログラミングに夢中になれるきっかけになっていたら幸いです。

今後もKOOVならびにKOOV Challengeをよろしくお願いいたします。

ソニー・グローバルエデュケーションの プログラミング教育

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