「子どもに習い事をしてもらいたいけど、なにから始めたら良いかわからない」
あなたは今、このようにお考えではありませんか?
幼稚園や保育園のうちから習い事を始めることで子どもが成長することはわかるけど、一体どれが良いのかわからないという声は多いです。
習い事をする上では保護者の負担がどのくらいになるかということも大切ですが、一番は子どもが続けられて今後の成長に役立つものがオススメです。
そこでこの記事では、幼稚園や保育園に通うお子さまにオススメの習い事を理由と併せてご紹介します。
この記事を読むことで、将来に役立つ習い事がわかるでしょう。
幼稚園児・保育園児の習い事の選び方3選|「費用」「子どもの興味」「送迎の有無」が重要
幼稚園児・保育園児の習い事は、保護者のフォローが必要なケースが多いです。
そのため、保護者への負担が大きく、続けられなくなってしまうことも少なくありません。
そこで、ここでは子どもの習い事に関するアンケート調査をもとに幼稚園児・保育園児の習い事の選び方についてご紹介します。
- 無理のない費用かどうか
- 子どもの興味がある習い事かどうか
- 送迎が必要かどうか
無理のない費用かどうか
習い事をする場合、必ず費用が家計にプラスされます。
文部科学省の「平成30年度子供の学習費調査」では、未就学児の習い事では1ヶ月の平均で1万円の出費となっています。
また、塾や家庭教師などを雇っている場合の費用は8千円となっており、合計で平均1万8千円を子どもの習い事に費やしていることがわかります。
家庭によりいくら習い事にかけると家計を圧迫するかは様々です。
一般的には月々に手取り月収の5%以上をかけると家計を圧迫すると言われています。
つまり、手取りが30万円であれば1万5千円、25万円であれば1万2,500円ほどの習い事の費用であれば、家計を圧迫せずに続けることが可能でしょう。
参照元:家計見直しナビ, 学校外教育活動に関する調査 2017
子どもの興味がある習い事かどうか
子どもが習い事を続ける上で、本人が興味や関心を持っているかどうかを確認することが大切です。
そのため、保護者としては子どもが興味を示した習い事の体験入学に連れていくことや、始めてほしい習い事の良さや習うことでどうなれるかを伝え、継続できそうかを確認すると良いでしょう。
体験入学に行くことで、周りの子どもの雰囲気や、習い事の内容などがわかります。
また、保護者が習い事の良さや、習った結果どのようになれるかを伝えることも大切です。
例えばロボット・プログラミング教材を用いるプログラミング教室の場合は、ロボットを作る楽しさを伝えると同時に、プログラムすることで自由に動かせるようになるということを伝えることで、「自分もロボットを動かしてみたい」と未来を想像することができるでしょう。
送迎が必要かどうか
「子供の習い事は送迎が疲れる? 子供の習い事、調査結果発表※」によると、「習い事をさせていて、負担に感じることはなんですか?」という質問に対して、77.5%の保護者が送迎や付き添いが大変だと回答しています。
送迎をする際は保護者が仕事の調整をしなければいけなかったり、待ち時間が辛く感じたりしてしまうこともあります。
そのため習い事を選ぶ際は、送迎が必要になるかどうかや、送迎が負担にならないかを確認しましょう。
習い事によっては、オンラインや通信教育などもあるため、それらを活用するというのも1つの手です。
オンラインの習い事については以下の記事にて紹介しておりますので、気になる方はご覧ください。
幼稚園児・保育園児の習い事おすすめランキング10選
先述した幼稚園児・保育園児の習い事の選び方3選では、お子さまが習い事を行う上で大切なポイントをご紹介しました。
ここでは子供に習わせたい習い事ランキングをもとに、未就学児のおすすめの習い事をご紹介します。
プログラミング
おすすめの開始時期 | 年長(5歳~) |
月謝の相場 | 6,000~12,000円 |
メリット |
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小学校でプログラミング教育が必修化された影響もあり、プログラミング教室は今や大人気の習い事の一つです。
プログラミングのイメージの多くは、パソコンのキーボードをカタカタと打ってコードを打ち込むというものですが、実際はよくあるイメージとは大きく異なります。
常に試行錯誤しながら、目標を達成するにはどうしたらいいかと考える機会がたくさんあり、思考力が身につきやすい習い事です。
そんなプログラミング教室に通ってみたいとお考えの方には、当メディアを運営するソニー・グローバルエデュケーションのKOOVパートナープログラミング教室をご紹介いたします。
「KOOV」はカラフルで触りたくなるブロックが特徴で、楽しみながらロボットを制作できます。
また、直感的に使えるプログラミング言語を用いるため、小さなお子さまでも簡単にロボットを動かせます。
プログラミングを使って新しい視点で世界を見れることで、「身の回りへの好奇心を持つ」「得意なこと・好きなことが増える」という体験ができるでしょう。
また、専用のアプリと連動することで、プログラミングの基礎を学びながらロボット制作の実体験を重ねることができるところも特徴的です。
コースは年齢に合わせて設定されているので、長期に渡って楽しみながら学ぶことができます。
KOOVによるプログラミング教育のメリットを3つご紹介いたします。
- ブロックの操作で指先をしっかりと動かすため脳を刺激し、手先の器用さを育むことができる
- アイディアを形にして思い思いのロボットをつくっていく過程で、柔軟な創造力が培われる
- どんなロボットをつくるのか考える中で思考力が養われていく
そして何よりもKOOVの良さは、遊びながら学べることです。
飽きずに遊び続けられることは、楽しくプログラミングを学び続けられることにつながります。
月謝は約1万円ですが、キットはレンタル可能ですので教材費は必要ありません。
(※一部レンタル有料・購入必須の教室がございます)
さらに、全国47都道府県で1000以上の教室数を展開しているため、どなたでもお近くの教室が見つかるはずです!
無料体験を行っていますので、ぜひ気軽にお申込みください!
(※有料の教室もございますので、体験申込時に各教室のページをご確認ください。)
水泳
月謝の相場 | 6,000~8,000円 |
メリット |
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早い時期からしなやかで強い身体をつくりたい場合におすすめなのが水泳です。
水泳は、全身をまんべんなく鍛えることができるため、どこか一か所に負担が集中することなく健やかな成長を期待できるのです。
また、身体への負担も少ないため、比較的怪我のリスクが低く、幼稚園児・保育園児の習い事としても適切だと言えるでしょう。
体操
月謝の相場 | 4,000~6,000円 |
メリット |
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元・体操日本代表選手に聞いた「体操が子どもの身体の発育にいい理由」によると体操教室に通うことは神経系のコントロールや、全身の筋肉を鍛えることができます。
小さいころから体操を習うことによって、脳が動きの司令を出して神経系を伝達させ身体をコントロールする「神経系のトレーニング」につながります。なおかつ、全身を動かしているということで、細かい筋肉や大きな筋肉をまんべんなく使うことになりますから、体操は子どもの身体の発達に非常にいいわけです。
そのため、運動能力の基礎を作ることができる習い事と言えるでしょう。
ピアノ
月謝の相場 | 6,000~8,000円 |
メリット |
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ピアノの習い事は、就学前から始める子どもも多く、人気の習い事です。
ピアノが弾けることにより、小学校や中学校での合唱祭などの演奏を任されたりもします。
また、ピアノを弾くことで脳が活性化されるという研究もあり、学業などさまざまなことに役立つと言えるでしょう。
英会話
月謝の相場 | 5,000~10,000円 |
メリット |
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言語に関わる脳の部位である言語野は、8歳ごろに発達のピークを迎えます。
そのため、6歳までの幼稚園児・保育園児の脳は英語を覚えやすく、始める時期としては適切だと言えます。
(参照元:英語学習を始めるのに「最適な年齢」はあるのか…研究結果は?)
小学校でも授業として本格的に英語の授業が取り入れられることから、最近さらに注目を集めている習い事です。
また、中学・高校・大学入試でも英語が必要となり、学校の成績にも関わっている部分であるため、早期から英会話を行うことで、英語が得意になる可能性もあります。
学習塾(幼児教室)
月謝の相場 | 5,000~数万円 |
メリット |
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未就学児が通う学習塾は幼児教室と呼ばれています。
幼児教室は子どもの知能を高めることに重点をおいたものと、小学校受験に特化したものがあります。
どちらを選ぶのかは、子どもや保護者の今後の方向性によって決めると良いでしょう。
また、対面式以外に通信制の幼児教室もあるため、家庭でも行うことができます。
サッカー
月謝の相場 | 5,000~10,000円 |
メリット |
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サッカーは球技の中でも接触があり激しいスポーツです。
そのため、身体が強くなることや、スタミナがつくことが期待できます。
また、チーム競技であるため、1人だけでは成立せずチームワークなどを学ぶ必要があります。
その過程で身につけられる協調性などは、将来に役に立つ能力と言えるでしょう。
また、地域の少年団がある場合は、学校の友人と楽しく続けられる可能性があるためおすすめです。
バレエ
月謝の相場 | 7,000~10,000円 |
メリット |
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バレエは集団で舞台を作り上げる華やかな競技です。
バレエの習い事は3歳や4歳頃からクラスを開いているところも多く、幼稚園児・保育園児でも始めやすい習い事の1つです。
また、姿勢がきれいになることが特徴で、選手を目指さずとも将来に大きなメリットがあると言えます。
参照元:バレエダンサーはジャンプ着地時に高い衝撃緩衝能力を有するか
空手
月謝の相場 | 3,000~5,000円 |
メリット |
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空手の習い事では、相手に打撃は与えない寸止めの「伝統派空手」と、実際に打撃を与える「フルコンタクト空手」があります。
また、道場によっては組手を中心に行うところもあれば、形(かた)と呼ばれる1人で行う演舞のようなものが中心のところもあります。
日本空手松涛連盟によると空手などの武道を学ぶことによって、精神的に強くなることや、人格形成にも役立つとされています。
礼節は、子どもたちの人格をひろやかに育てるのに、必ず大きな役割を果たします。
ダンス
月謝の相場 | 5,000~8,000円 |
メリット |
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中学校の体育の授業で必修となった影響もあり、ダンスも注目されている習い事の1つです。
ダンスを通してコミュニケーションを取ることができるメリット以外にも、脳の発達にも良いことが判明しています。
メディナ博士の著書『ブレイン・ルール 健康な脳が最強の資産である』によると、60歳から94歳までの健康な高齢者を、半年間、週に1時間のダンス教室に参加させたところ、脳に強力な魔法がかかったように身のこなしが変わり、考え方も変化したという。
具体的には、脳の認知機能が13%向上、手の協調運動が8%向上、姿勢保持力やバランスも25%向上。反対に、ダンスをしなかったグループではこれらの能力が下がったというから、その価値は大きい。
参照元:東洋経済オンライン
ヒップホップ、ジャズダンスや日本舞踊などがあるため、子どもの好みや興味に合わせて選ぶと良いでしょう。
幼稚園児・保育園児が習い事をする4つのメリット|就学後の準備ができる
各習い事によって異なりますが、ここでは幼稚園児・保育園児が習い事をすることにより得られるメリットを4つご紹介します。
- 就学後に始まる授業のための準備ができる
- 興味関心・視野が広がる
- 非認知能力が伸びる
- 絶対音感などの生涯役立つスキルを習得できる可能性がある
就学後に始まる授業のための準備ができる
小学校に入学すると、幼稚園や保育園のときのような状況とは大きく変わることが沢山あります。
時間割が決められていることや、初めて学ぶ国語や算数、体育などがあります。
そんな中、習い事をしておくことで既に授業の内容を先取りしていることもあります。
習い事によっては、座ってじっとなにかをするという経験もしているでしょう。
そのような経験により心に少なからずゆとりが生まれるため、就学後の気持ちの準備が楽になります。
興味関心・視野が広がる
習い事をすることにより、特に幼児期のような幼い年頃では、興味関心や視野が大きく広がります。
子どもは、好奇心旺盛で様々なものに興味や関心を示します。
そんな時期に習い事をすれば、色々な人と出会い様々な経験ができるでしょう。
出会いや経験は子どもに大きな刺激を与えるため、より多くのことに興味や関心を抱くようにもなり、経験を通じて視野を広げることにも繋がります。
非認知能力が伸びる
非認知能力とは忍耐力や意欲、協調性などの個人の特性のことです。
習い事をすることで、この非認知能力が鍛えられると言われています。
そして、非認知能力が鍛えられることにより、忍耐力や意欲が育まれているため主体的に学習をおこなうことができるのです。
また、非認知能力は将来的に仕事で成功を収める上でも必要と言われています。
非認知能力については別記事にて詳しく解説していますので、気になる方は以下の記事をご覧ください。
絶対音感などの生涯役立つスキルを習得できる可能性がある
幼児期の習い事は、脳の発達に有効です。
スキャモンの発達・発育曲線によると6歳までに脳が大きく発達するとされています。
脳の発達というのは記憶力や思考力といったものだけではなく、音感などの感覚的なものにも影響を与えます。
そのため、幼児期に習い事で学んだことは生涯役立ち、将来の可能性を大きく広げてくれます。
幼稚園児・保育園の習い事に関するQ&A
ここでは幼稚園児・保育園児の習い事についてよくある質問をご紹介します。
- 幼稚園児・保育園児の習い事は何歳から始めるの?しない人はいるの?
- 幼稚園児・保育園児が習い事をしている数はどれくらい?
- 幼稚園児・保育園児の習い事は週何回が一般的なの?
幼稚園児・保育園児の習い事は何歳から始めるの?しない人はいるの?
習い事を始める年齢は家庭により異なりますが、「お子さんの習い事」に関する実態調査特に多いのは3歳頃からで、全体の20%程になります。また、4歳頃までには全体の70%が習い事を行います。
この質問は習い事をしている家庭が対象でしたが、家庭によっては習い事をしないという選択もあるでしょう。
幼稚園児・保育園児が習い事をしている数はどれくらい?
2017年 子どもの習い事ランキングによると、未就学児が習い事をしている数は平均で1.61となっています。
小学校に通っている子どもと比べると少なく、1つか2つが一般的と言えるでしょう。
また次の「幼稚園児・保育園児の習い事は週何回が一般的なの?」の章からもわかるように、習い事を行っていない未就学児も比較的多いです。
幼稚園児・保育園児の習い事は週何回が一般的なの?
2021年に発表されたママプロジェクトJapanの調査では、以下のデータが発表されています。
各年代の子どもを対象としており、年齢が上がるほど頻度も上がっていく傾向が見られます。
子どもの負担にもなりやすいことから、幼少期は少なめの回数が多くなっていることがわかります。
幼稚園児・保育園 習い事 まとめ
幼稚園児・保育園児のころから習い事をすることにより、将来役立つスキルや経験を積むことができたり、一生楽しめる趣味になったりすることがあります。
習い事を早くから行うことで、体力がついたり、コミュニケーション能力が育まれたり脳の発達がしたりと、良いことは沢山あります。
もし子どもが興味の湧いた習い事があった場合や、保護者が説明して興味を持ってくれた場合は、体験から参加してみて判断すると良いでしょう。
保護者も子どもも無理なく続けられる習い事を見つけることで、楽しく習い事で学ぶことができるでしょう。